🎍菊池本部執行委員長 2024年 年頭のご挨拶

2024.01.02 10:00 公開
菊池本部執行委員長

皆さま、あけましておめでとうございます。
新年にあたり、執行部を代表してご挨拶申し上げます。

まずはじめに、元日に発生しました能登半島地震により亡くなられた方々に謹んでお悔やみを申し上げますとともに、被災された多くの皆様に心よりお見舞いを申し上げます。

組合員の皆さまには、昨年一年間も店頭等の営業現場はじめ、それぞれの現場を支えて頂いていたことに感謝申し上げます。

2023年は、経済活動の正常化が着実に進んだ1年だったと思います。昨年5月に新型コロナウィルス感染症が5類感染症に移行されると共に、人流が回復し、インバウンド需要の拡大なども見られました。

一方、原材料費やエネルギー価格の高騰、物価の上昇は依然として続いており、これらが私たちの日々の暮らしに対して大きく影響を及ぼしていると言えます。このような環境下、百貨店業界全体で見れば依然として先行き不透明な状況に置かれており、当社グループとしても引続き良質な危機感を持つ必要があると思います。

三越伊勢丹グループは、昨年11月の第2四半期決算で発表された通り、中期経営計画が着実に成果を挙げていることや、インバウンド売り上げ拡大等の影響により、今年度の連結営業利益の目標が480億円に上方修正されるなど、連結ベースでは非常に好調に推移しています。これも組合員の皆さまのご尽力の賜物であり、これに関しても改めて感謝申し上げたいと思います。

グループ各社の業績においても、着実に改善が見られる一方で、業績的にバラつきが見られることもあり、引続きビジネスモデルの変革も含めた中期経営計画の推進が必要な状況と言えます。
組合としても、昨年に引続き重点取組みである職場の改善活動、いわゆるVOICEサイクルを現場の役員とも連携して取り組んでまいります。

経営戦略の推進に伴って、働き方の変化等、それぞれの職場において様々な環境変化に向き合いながら取組みを進めている最中かと思います。これらの変化に対して一人一人が向き合い、職場内で互いに知恵を出し合って変革に繋げるためにも、職場における課題の解決や、職場風土改善の取組みを進めてまいります。メンバーの皆さまも、お近くの組合役員にぜひ様々なお声を寄せて頂きたいと思います。
是非、全員参画で課題改善と生産性向上、そして当社グループの成長発展を実現してまいりましょう。

また、労働組合では各支部において、2月から3月にかけて2024年度春の交渉のメンバーズVOICEを行います。現在の、私たちの生活を取巻く環境や企業環境等を踏まえると、2024年度春の交渉における賃金の取組みや、2024年6月賞与の取組み、23年度労使通年協議の取組みは非常に重要な意味を持つこととなります。人事賃金制度に基づく定期昇給はもちろんのこと、現在の物価の推移と、グループ全支部での実効性の観点から、ベースアップ要求の水準についても改めて検討を行ってまいります。また同時に、2024年6月賞与についても、各社の業績の状況を踏まえた要求を行います。これらの賃金の取組みに加え、2023年度労使通年協議についても、成案化に向けて取組みを進めていきます。

各支部置かれた状況はそれぞれ異なるものの、納得性の高い内容を目指して取組んでまいりますので、2024年度春の交渉をはじめとしたメンバーズVOICEにもぜひ参画をお願いいたします。

おわりに、今年1年が、皆さまにとって実り多き年となりますことを祈念し、年頭の挨拶とさせて頂きます。

令和6年1月2日
本部執行委員長  菊池 史和

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